Neji Coffee Roaster

Story

 6年前に移り住んだ山梨県北杜市。僕は今、自身の暮らしに必要な道具をつくりながら、塩川のすぐそばにある、谷間の集落に家族3人で暮らしています。
 東京・国分寺駅徒歩5分という環境からの引っ越しは、初めこそ不便と感じていましたが、豊かな自然環境の中でたくさんの暮らしの発見が面白く、次第に魅力あるものへ変わっていきました。
 ただそれでも一つ困ったことがありました。以前から好きだったコーヒーを買いに行けるところは少なく、うっかり突然のコーヒー不足になってしまう事が度々。日常の習慣でしたから、急に「今日のコーヒーがない!?」と気づいた朝は、本当にがっかりしたものでした。
 ある時、友人を尋ねると珈琲豆の焙煎を始めたの、と言って食後にコーヒーを出してくれました。新鮮な香り、すっきりとした味わい深い、こんな珈琲が毎日飲めることがとても羨ましく思えました。そのうえ自分で出来るなんて楽しそうで、面白そう。そして好い暮らし。帰る頃には「結構できるものだよ」という言葉を信じてすっかりその気になってしまいました。
 早速、ねじまき雲(自家焙煎珈琲)のネジさんにアドバイスを求めたところ、「焙煎の原理は簡単。焙煎機も簡単につくれますよ」と言います。この惑わしの一言がNeji Coffee Roasterの始まりでした。
 焙煎機を制作するにあたって色々調べてみると、二重になっていたりパンチングドラムになっていたり、種類は色々あるものの市販されているのは全てステンレス製。薄板の板金加工が得意な生産分野に属しているようです。北杜の冬はオーブン付き薪ストーブの生活でしたから、鉄の熱伝導や蓄熱の良さの実感も手伝って、せっかく作るのなら、今までにない「鉄製のストーブオーブンのような焙煎機」というのが初めからのイメージでした。

 最初の1台は鉄工所に行って材料を分けていただき、電動工具とハンマーを使ってドラムの形状に加工していきました。いただいた3.2mm厚の鉄板は厚く、特に円錐形の成形では、放射線状に線を引いてハンマーで叩きながら少しずつ曲げる、そんな手間と時間のかかるアナログな手作業になりました。
 でもその甲斐あって①安定した畜熱量を保てる焙煎機。それから、厚みある鉄板の曲げ加工の都合により、予定より少し大きくなった結果、②生豆1000g容量の焙煎機。この2つを特徴にした鉄製手回し珈琲焙煎機Neji Coffee Roasterが誕生したのです。
 僕のコーヒー焙煎のある暮らしが始まった瞬間でした。

On the river : マスミツケンタロウ

Point

Detail

  • 素材:

    ドラム・台 / 鉄(軟鉄を形状加工・溶接)
    ハンドル / 国産木材(樹種は時々で変わります。
    ナラ、メープル、ウォールナットなど)

  • サイズ:

    ドラム Φ210mm×250mm (投入口から蓋まで)
    ハンドル木部 180mm
    コンロ台 Φ350mm

  • 出力:

    プロパンガス 5880kcal/h
    都市ガス 5950kcal/h

  • 容量:

    生豆1000g
    (500gからの焙煎を推奨しています)
    ※慣れた方は300gでも可

  • セット内容:

    焙煎機ドラム、ドラム台、コンロ、コンロ用五徳、
    テストスプーン、漏斗(豆投入用)

  • 価格:

    ¥156,200(税・送料込み)






    Project leader: マスミツケンタロウ

    Adviser: ねじまき雲

    Factory: oasis

Option

Neji Coffee Roasterのオプションアイテムです。
詳細の確認・ご購入はStoresをご覧ください。

Rental

「Roasterの導入を検討しているのですが、自分の予定している環境の中で使用できますか?」
そのようなたくさんのお問い合わせを頂きます。
既製の機械式コーヒー焙煎機は1kg窯でも大掛かりですから、1000gの豆を焙煎することが、随分大掛かりのように感じるかもしれません。
焙煎機ご購入を検討したい方に向けて、使い心地や使用環境を実際に確かめて頂けるよう、一週間の貸し出し制度(有料)を設けています。

詳細はこちらを御覧ください。

※プロパンガス又は都市ガスの環境で、コンロの口が異なります。都市ガスのホースは2種類あります。(13mm or 9.5mm)使用環境をお確かめの上、お知らせ下さい。接続のホースはご用意いただきます。
※機械と比べて手回し焙煎機の最も良いところは'コンパクト'なところです。冷却機を搭載していないことがその理由の一つです。その分、煎り上がった豆を冷やす冷却作業は、団扇で扇いだり、風に当てたり、ブロアで吹いたり、掃除機で吸ったり、、と皆さん其々ですので、状況に応じて工夫して行ってください。

Nejimakigumo

この手回し焙煎機は厚い鉄板により、生豆を柔らかく熱が包み込み保持してくれます。また内部へのアクセス性も高く掃除がし易くなっております。私が長年抱いていた手回し焙煎機の改善点をいくつも網羅してくれています。
従来のものより、洗練した鋼鉄のフォルムはメンテナンスしてゆくことでヴィンテージ ウイスキーのように熟成されるエイジングの楽しみさえあります。
プロからご家庭用としてまで長くお付き合い頂ける一台ではないでしょうか。

自家焙煎珈琲店 ねじまき雲 店主 長沼 慎吾

Contact

焙煎機の販売・使用につきましては以下の販売店にお問い合わせください。
(焙煎方法のご質問には対応しておりません)